クロキメモ

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読んだ本01-笠辺哲 短編マンガ集 バニーズ ほか

 

笠辺哲 短編マンガ集 バニーズ ほか  IKKI COMIX

笠辺哲 短編マンガ集 バニーズ ほか IKKI COMIX

 

 面白いというのは極限まで要素を簡単にしていくと、多分「面白い(ツマラナイ)」軸をX軸,「明るい(暗い)」軸をY軸として出来た図の上にある(0,0)を中心とした半径1の円で説明が出来る。極限まで簡単にしているので、面白さにもいろいろ種類が〜みたいな例のやつは勘弁して貰いたい。

そして時々、面白いことだけは分かるんだけど、果たして存在する点がどこなのかは分からない作品(大体の場合は作者、と言っても良いのだけれど笠辺哲さんの他の作品を読んでいないのでここでは作品)がある。直感的には円周上を何周もした結果、存在するとも思っていなかったZ軸の方向に消えたと感じるんだけれど、じゃあその点は一体?Z軸の指標は?と問われると、説明が難しい。少なくとも立体が2次元上を通った場合平面として認識出来るように、面白くて、多分この話は明るい、だとか、あるんですけど、違和感がすごい。同じ座標にある他のものと何かが違う。

そんな感じだった。何周もしている。としか言いようが無い。そしてそれを書いた人が新人だという事実に開いた口が塞がらない。

(英)"The best fish smell when they are three days old!"
->(日)このパラパラアニメは君が描いたものかね?

...やはり何周もしている。しかし面白い。